習慣化 2024.11.13 · 読了時間 7分

モーニングページのやり方:
朝の書く習慣で思考をクリアにする

朝起きてすぐ、3ページただ書く——シンプルだけど強力なこの習慣が、創造性を解放し、心をクリアにします。

モーニングページのやり方

モーニングページは、作家でアーティストのジュリア・キャメロンが著書『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』で紹介した、創造性を回復するためのテクニックです。

ルールはシンプル。朝起きてすぐ、手書きで3ページ、思い浮かぶことを何でも書く。それだけです。

モーニングページとは

モーニングページは日記ではありません。芸術作品でもありません。「意識の流れ」をそのまま紙に出す作業です。

基本ルール

  • 朝起きてすぐに書く(目覚めてから他のことをしない)
  • 手書きで3ページ書く
  • 誰にも見せない
  • 内容を判断しない
  • 毎日続ける
「モーニングページは脳の排水溝のようなものだ」——ジュリア・キャメロン

なぜ朝なのか

朝、目覚めてすぐの時間は「検閲官」(内なる批判者)がまだ目を覚ましていません。論理的思考や自己批判が働く前に書くことで、より深い自分にアクセスできます。

また、1日の始まりに頭の中をクリアにすることで、その日をより集中して過ごすことができます。

モーニングページの効果

頭の中がクリアになる

頭の中でぐるぐる回っている思考を紙に出すことで、精神的なスペースが生まれます。

創造性が高まる

内なる批判者を静めることで、新しいアイデアや創造的な発想が生まれやすくなります。

自己理解が深まる

書き続けることで、自分でも気づいていなかった感情、欲求、パターンが見えてきます。

問題解決力が上がる

問題を書き出すことで、無意識が解決策を探し始めます。書いているうちにひらめきが生まれることもあります。

不安やストレスが減る

心配事を紙に出すことで、頭の中で反芻することが減ります。

モーニングページの書き方

準備するもの

  • ノート(A4サイズ推奨)
  • ペン
  • 静かな場所

ステップ

  1. 朝起きたら、他のことをせずにノートとペンを手に取る
  2. 頭に浮かぶことを何でも書き始める
  3. 文法、スペル、内容を気にせず書き続ける
  4. 3ページ埋まるまで止まらない
  5. 書き終わったら、読み返さずにノートを閉じる

何を書けばいいかわからない時

「何を書けばいいかわからない」と書いてください。「眠い。コーヒーが飲みたい。今日は天気がいい」——そんな内容で構いません。書き続けていると、いつの間にか深い内容が出てきます。

よくある質問

Q: 3ページは長すぎます

A: 最初は1ページから始めても構いません。ただ、3ページという「多すぎる」量が、検閲官を疲れさせ、本当の自分を出す効果があります。

Q: パソコンやスマホで書いてもいい?

A: 手書きが推奨されています。手書きの方がゆっくり書くため、思考とつながりやすく、また「編集したい」という衝動を抑えられます。

Q: 毎日続けられません

A: 完璧を目指さないでください。飛ばした日があっても、翌日また始めればOKです。継続することが大切です。

Q: 書いたものを読み返していい?

A: 少なくとも8週間は読み返さないことが推奨されています。読み返すと自己検閲が始まり、自由に書けなくなります。

モーニングページとSoul Compass

モーニングページが「排出」だとすれば、Soul Compassでの内省は「対話」です。両方を組み合わせることで、自己理解がさらに深まります。

朝はモーニングページで頭をクリアに、夜はSoul Compassで1日を振り返る——そんな習慣はいかがでしょうか?

朝と夜の内省習慣を

Soul Compassで毎日の内省を始めよう

無料で始める