「日記を書こう」と思っても、何を書けばいいか分からない。書き始めると愚痴ばかりになってしまう。そんな経験はありませんか?
3行日記は、「事実」だけを3つ書くシンプルな方法です。この練習を続けることで、ネガティブ思考のパターンに気づき、心を整理する力が養われます。
3行日記とは?
3行日記とは、今日あった「事実」を3つだけ書くシンプルな日記法です。
ポイントは、感情や評価を入れないこと。
「嬉しかった」「最悪だった」「反省した」——そういった解釈は書きません。ただ、起きたことだけを淡々と記録します。
3行日記の例
・朝、7時に起きた。
・お昼にパスタを食べた。
・帰りに雨が降った。
これだけ? と思うかもしれません。でも、この「これだけ」が意外と難しいのです。
なぜ「事実だけ」を書くのか
私たちは普段、無意識のうちに「事実」に「解釈」をくっつけています。
「雨が降った」のは事実。でも、「最悪」なのは解釈です。
「7時に起きた」のは事実。でも、「寝坊した」「だらしない」は解釈です。
この「事実+ネガティブな解釈」の自動変換が、私たちのストレスを増幅させています。
3行日記の目的
「事実(Fact)」と「解釈(Interpretation)」を切り分けるロジカルシンキングの訓練です。この力が身につくと、感情に振り回されにくくなります。
3行日記の書き方
ルールはシンプルです。
ステップ1:今日あった「事実」を思い出す
今日一日を振り返り、実際に起きた出来事を思い出します。大きな出来事である必要はありません。
ステップ2:3つの事実を書き出す
感情や評価を入れずに、事実だけを3行で書きます。
ステップ3:解釈が入っていないか確認する
書いた文章を読み返して、「良い・悪い」の判断や感情が入っていたら、事実だけに書き直します。
所要時間の目安
3行日記は3分もあれば書けます。寝る前のルーティンに組み込むのがおすすめです。
OKな例とNGな例
具体的な例を見てみましょう。
OKな例(事実のみ)
・朝、7時に起きた。
・お昼にパスタを食べた。
・帰りに雨が降った。
NGな例(感情・解釈が入っている)
・朝、7時に起きた。(もっと早く起きるつもりだったのに寝坊した...ダメな私)
・お昼にパスタを食べた。(カロリー高かったかな...太るかも)
・帰りに雨が降った。(最悪。ついてない)
どうでしょう? NGな例を見ると、私たちがいかに無意識に「解釈」を付け加えているかが分かります。
同じ出来事なのに、解釈を加えるだけでストレスが生まれているのです。
初心者へのアドバイス:まずは「人が関わらないこと」から
慣れないうちは、対人関係のことを書くと、どうしても感情が入りやすくなります。
最初は、感情を入れずに書きやすいテーマから始めてみてください。
- 天気(晴れだった、雨が降った)
- 食事(カレーを食べた、コーヒーを飲んだ)
- 移動(電車に乗った、歩いて帰った)
- 時間(7時に起きた、23時に寝た)
- 見たもの(ニュースを見た、映画を観た)
- 買い物(牛乳を買った、本を買った)
これらは、感情を入れずに書きやすいテーマです。
まずは「事実だけを書く感覚」を掴んでから、少しずつ対人関係のことも書いてみましょう。
慣れてきたら挑戦
「上司に指摘された」←これは事実
「上司に怒られた。私はダメだ」←これは解釈が入っている
続けることで得られる効果
① 「事実を見る目」が養われる
3行日記を続けていると、日常生活でも「あ、今のは事実じゃなくて解釈だな」と気づけるようになります。これは、認知行動療法でも使われる重要なスキルです。
② ネガティブ思考のパターンに気づける
「いつも『最悪』って書きそうになるな」「すぐ自分を責める解釈をしてるな」——そんな自分のパターンが見えてきます。
③ 「普通の一日」を認識できる
事実だけを並べてみると、「なんだ、今日も普通に一日が終わったな」と気づけます。大きな問題は起きていない。ただ、解釈が問題を作り出していただけ——そんな発見があるかもしれません。
④ 習慣化しやすい
たった3行なので、忙しい日でも続けやすい。習慣化の研究では、「小さく始める」ことが継続の鍵だと言われています。
まとめ:事実を見る目を養おう
3行日記は、シンプルだけど奥が深い習慣です。
「事実」と「解釈」を分ける力は、感情に振り回されない強いメンタルを作ります。
今夜、寝る前に3分だけ時間を取って、今日あった「事実」を3つ書いてみてください。
感情は入れない。ジャッジもしない。ただ、起きたことを書くだけ。
それだけで、心は少しずつ整理されていきます。
今日の3行日記を書いてみよう
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よくある質問
Q. 3行日記とは何ですか?
3行日記とは、今日あった「事実」を3つだけ書くシンプルな日記法です。感情や評価を入れず、起きたことだけを淡々と記録します。この練習により、「事実」と「解釈」を分ける力が養われ、ネガティブ思考のパターンに気づけるようになります。
Q. 3行日記の効果は何ですか?
3行日記には、①事実と解釈を分ける力がつく、②ネガティブな解釈パターンに気づける、③「普通の一日」を認識できる、④続けやすいので習慣化しやすい、という効果があります。認知行動療法の考え方にも通じる実践的な方法です。
Q. 3行日記は何を書けばいいですか?
天気(晴れだった、雨が降った)、食事(カレーを食べた、コーヒーを飲んだ)、移動(電車に乗った、歩いて帰った)、時間(7時に起きた、23時に寝た)など、感情を入れずに書きやすいテーマから始めましょう。
