習慣・実践 2025.12.24 · 読了時間 6分

3行日記の書き方
——「事実」と「解釈」を分けて心を整理する技術

「日記を書こう」と思っても、何を書けばいいか分からない。書き始めると愚痴ばかりになってしまう。そんな経験はありませんか? 3行日記は、シンプルだけど奥が深い習慣です。

3行日記の書き方

「日記を書こう」と思っても、何を書けばいいか分からない。書き始めると愚痴ばかりになってしまう。そんな経験はありませんか?

3行日記は、「事実」だけを3つ書くシンプルな方法です。この練習を続けることで、ネガティブ思考のパターンに気づき、心を整理する力が養われます。

3行日記とは?

3行日記とは、今日あった「事実」を3つだけ書くシンプルな日記法です。

ポイントは、感情や評価を入れないこと。

「嬉しかった」「最悪だった」「反省した」——そういった解釈は書きません。ただ、起きたことだけを淡々と記録します。

3行日記の例

・朝、7時に起きた。

・お昼にパスタを食べた。

・帰りに雨が降った。

これだけ? と思うかもしれません。でも、この「これだけ」が意外と難しいのです。

なぜ「事実だけ」を書くのか

私たちは普段、無意識のうちに「事実」に「解釈」をくっつけています。

「雨が降った」のは事実。でも、「最悪」なのは解釈です。

「7時に起きた」のは事実。でも、「寝坊した」「だらしない」は解釈です。

この「事実+ネガティブな解釈」の自動変換が、私たちのストレスを増幅させています。

3行日記の目的

「事実(Fact)」と「解釈(Interpretation)」を切り分けるロジカルシンキングの訓練です。この力が身につくと、感情に振り回されにくくなります。

3行日記の書き方

ルールはシンプルです。

ステップ1:今日あった「事実」を思い出す

今日一日を振り返り、実際に起きた出来事を思い出します。大きな出来事である必要はありません。

ステップ2:3つの事実を書き出す

感情や評価を入れずに、事実だけを3行で書きます。

ステップ3:解釈が入っていないか確認する

書いた文章を読み返して、「良い・悪い」の判断や感情が入っていたら、事実だけに書き直します。

所要時間の目安

3行日記は3分もあれば書けます。寝る前のルーティンに組み込むのがおすすめです。

OKな例とNGな例

具体的な例を見てみましょう。

OKな例(事実のみ)

・朝、7時に起きた。

・お昼にパスタを食べた。

・帰りに雨が降った。

NGな例(感情・解釈が入っている)

・朝、7時に起きた。(もっと早く起きるつもりだったのに寝坊した...ダメな私)

・お昼にパスタを食べた。(カロリー高かったかな...太るかも)

・帰りに雨が降った。(最悪。ついてない)

どうでしょう? NGな例を見ると、私たちがいかに無意識に「解釈」を付け加えているかが分かります。

同じ出来事なのに、解釈を加えるだけでストレスが生まれているのです。

初心者へのアドバイス:まずは「人が関わらないこと」から

慣れないうちは、対人関係のことを書くと、どうしても感情が入りやすくなります。

最初は、感情を入れずに書きやすいテーマから始めてみてください。

  • 天気(晴れだった、雨が降った)
  • 食事(カレーを食べた、コーヒーを飲んだ)
  • 移動(電車に乗った、歩いて帰った)
  • 時間(7時に起きた、23時に寝た)
  • 見たもの(ニュースを見た、映画を観た)
  • 買い物(牛乳を買った、本を買った)

これらは、感情を入れずに書きやすいテーマです。

まずは「事実だけを書く感覚」を掴んでから、少しずつ対人関係のことも書いてみましょう。

慣れてきたら挑戦

「上司に指摘された」←これは事実

「上司に怒られた。私はダメだ」←これは解釈が入っている

続けることで得られる効果

① 「事実を見る目」が養われる

3行日記を続けていると、日常生活でも「あ、今のは事実じゃなくて解釈だな」と気づけるようになります。これは、認知行動療法でも使われる重要なスキルです。

② ネガティブ思考のパターンに気づける

「いつも『最悪』って書きそうになるな」「すぐ自分を責める解釈をしてるな」——そんな自分のパターンが見えてきます。

③ 「普通の一日」を認識できる

事実だけを並べてみると、「なんだ、今日も普通に一日が終わったな」と気づけます。大きな問題は起きていない。ただ、解釈が問題を作り出していただけ——そんな発見があるかもしれません。

④ 習慣化しやすい

たった3行なので、忙しい日でも続けやすい。習慣化の研究では、「小さく始める」ことが継続の鍵だと言われています。

まとめ:事実を見る目を養おう

3行日記は、シンプルだけど奥が深い習慣です。

「事実」と「解釈」を分ける力は、感情に振り回されない強いメンタルを作ります。

今夜、寝る前に3分だけ時間を取って、今日あった「事実」を3つ書いてみてください。

感情は入れない。ジャッジもしない。ただ、起きたことを書くだけ。

それだけで、心は少しずつ整理されていきます。

今日の3行日記を書いてみよう

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よくある質問

Q. 3行日記とは何ですか?

3行日記とは、今日あった「事実」を3つだけ書くシンプルな日記法です。感情や評価を入れず、起きたことだけを淡々と記録します。この練習により、「事実」と「解釈」を分ける力が養われ、ネガティブ思考のパターンに気づけるようになります。

Q. 3行日記の効果は何ですか?

3行日記には、①事実と解釈を分ける力がつく、②ネガティブな解釈パターンに気づける、③「普通の一日」を認識できる、④続けやすいので習慣化しやすい、という効果があります。認知行動療法の考え方にも通じる実践的な方法です。

Q. 3行日記は何を書けばいいですか?

天気(晴れだった、雨が降った)、食事(カレーを食べた、コーヒーを飲んだ)、移動(電車に乗った、歩いて帰った)、時間(7時に起きた、23時に寝た)など、感情を入れずに書きやすいテーマから始めましょう。